ロエベ 春夏 ウィメンズ コレクションの色彩豊かな創造性が花開く

ロエベのクリエイティブ・ディレクターとしての最初のコレクションで、ジャック・マッコローとラザロ・ヘルナンデスはアーティスト、エルズワース・ケリーの作品を取り上げました。

タイトルは「Yellow Panel with Red Curve」（1989年）で、色鮮やかなフォルムがメゾンの新しいビジョンを体現しています。     

イエローとレッドを基調としたコレクションは、ロエベと、スペインの文化、芸術、工芸との深いつながりを表現しています。原色は官能的な魅力を醸し出し、素肌に直接セーターを羽織るなど、帽子からシューズに至るまで太陽のようなエネルギーが輝きを放っています。大胆なブロックカラーの組み合わせがストライプのロングドレスに流れ、ツートーンカラーのタイツへとつながります。パレットは、色合いがパステルへと柔らかく移ろうにつれて、エレガントな透明感をまとって響きます。  

パーカー、アノラック、タンクトップなど、スポーツウェアやアウトドアの要素が感じられます。ジーンズからボンバージャケットまで、ワードローブの定番アイテムが現代的な美意識で目を引きます。ショートパンツとミニドレスは、ダイナミックでエネルギッシュなスピリットを際立たせます。このコレクションのレザーワークは、ロエベが200年近く受け継いできた職人技の卓越性を再確認させてくれます。彫刻のようなジャケットの丹念に隠された縫い目が、身体のシルエットを再構築します。アマソナ180は、リラックスした雰囲気を強調しながら、アイコンの再解釈を提案しています。ロエベのアイデンティティは、伝統、創造性あふれる自由、楽観主義を讃えています。