キム・ジョーンズによるディオール2025年サマー メンズ コレクションのための手仕事
2024.06.24に投稿 • 2分- イベント
- ファッション & レザーグッズ

南アフリカの陶芸家、ヒルトン・ネルによるモニュメンタルな彫刻を背景に発表されたキム・ジョーンズによるディオールのメンズ新作コレクションは、ディオールの工房の手仕事と技にスポットライトを当てています。ラグジュアリーと実用性が融合し、メンズのワークウェアはレディースのオートクチュールから新たな共鳴を受け、現代的な遺産を讃える新しいシルエットを生み出しています。
ディオールメンズコレクションのクリエイティブ ディレクターは、今シーズンのコレクションでセラミックの要素を取り入れ、洗練された彫刻のようなシルエットを生み出しました。ニットウェアには、ヒルトン・ネルの作品から得た遊び心のあるモチーフ、プリント、セラミックの留め具を採用しています。ウェア、バッグ、シューズにあしらわれたスタッズのモチーフも、陶芸家の世界からインスピレーションを得ています。テーラリングやアウターウェアは丸みを帯びたフォルムが主流で、優美なカットは身体の動きを美しく見せます。ブナ材やカーフレザーなどの上質な素材を使用したクロッグは、バイカーブーツやエレガントなダービーに変身します。
キム・ジョーンズは、ディオールのアーカイブを再解釈するビジョンに焦点を当てています。1960年秋冬のイヴ・サンローランの作品から取り入れたスカーフの襟のモチーフが、コレクション全体に採用されています。25年以上に渡りディオールスタイルの象徴である「サドル」バッグは、曲線的な輪郭でソフトに仕上げられています。ケープタウンのアースエイジと共同でスティーブン・ジョーンズがデザインしたクロシェハットが、シルエットに遊び心を添えています。ハットは南アフリカの職人が手編みし、セラミックビーズはパリで作られました。このクラフツマンシップの融合は、ディオールを定義するエネルギーの結集と職人の手仕事を体現しています。