La Maison des Startups LVMHが100%デジタル環境でデモ・デーを開催

2020.10.12に投稿
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    2020年10月12日、LVMHは起業支援プログラム“La Maison des Startups”に参加する第4グループ企業に向けたデモ・デーをパリのLVMH本社内のスタジオからの100%デジタル放送という全く新しい方式で開催しました。グループのすべてのメゾンに開かれたこのイベントでは、スタートアップを招待し、世界中に拠点を置くLVMHチームに彼ら独自のソリューションを提示するためのフォーラムを提供しました。

    2018年、世界最大のスタートアップキャンパスであるSTATION F内に設けられたLa Maison des Startups LVMHは、メゾン全体のイノベーションを刺激し、ラグジュアリーの未来を形作るため、起業家のエコシステムと緊密に連携するというグループの目的を具体化するものです。

    昨年4月、La Maison des Startups LVMHでは、持続可能性やオムニチャネル、サプライチェーン、クライエンテリング、AI、データ、カスタマイゼーションなどさまざまな分野でソリューションを提供する25の新たなメンバーを迎えました。

    「イノベーションは常にLVMHの中枢をなし、危機はグループ内でもいくつかの重大な変化を加速させました。極めて不確実な状況にあって、私たちは顧客の旅を再構築しなければなりません。『サプライ(供給):』とは、製品の在庫を確保することだけではなく、遠く離れた場所にも私たちの素晴らしいサービスを提供することも意味しています」とイアン・ロジャース (LVMH最高デジタル責任者)は述べています。

    このデモ・デーはLa Maison des Startups LVMHに参加する第4グループ企業向けに開催されたもので、一連のピッチセッションとデモンストレーションを通じて、彼らのソリューションがグループのメゾンに与える付加価値を提示する機会となりました。

    レティシア・ロシュ・グレネ(オープン・イノベーション・ディレクター)とオリヴィエ・ル・ガルランゼック(パートナーシップ・ディレクター)も、ロクサーヌ・バルザ(Station Fディレクター)とともに、この非常に不確実な時代にイノベーションエコシステムを育成する必要性と機会についての考えを共有しました。

    さらに、このデジタル放送では、SephoraとReplika、BvlgariとTapbuy、KenzoとFacil’iti、Clos19とLivstickなど、すでにコラボレーションを成功させ、短期間で目覚ましい成果をあげているスタートアップとメゾンによるオープンディスカッションが行われました。

    これらのサクセスストーリーは、グループの卓越性の長期ビジョンを達成し、ラグジュアリーの未来を形作る道をリードするために、最高の才能を育成し、最先端の技術を習得するというLa Maison des Startups LVMHの戦略的目標を象徴しています。La Maison des Startups LVMHの創設以来、160を超えるコラボレーションが開始されていますが、そのうち60はCovid-19以降に発足されたものです。