LVMH メティエ ダール 第9回「アーティスト・イン・レジデンス」から『光の傷』を発表
2025.10.31に投稿 • 2分- LVMH
LVMH メティエ ダールはこのたび、第9回「アーティスト・イン・レジデンス」の成果として、米澤柊氏による作品群『光の傷』を発表いたします。
今回制作された一連の作品は、井原市にて日本のメディアとVIPゲストに向けたプレビューとして初公開され、10月24日~31日までパリで開催される展覧会にて正式にお披露目される予定です。
アニメーションおよびマルチメディア分野で活躍する米澤柊氏は、岡山県井原市の名高いデニム生地マニュファクチャー、クロキ株式会社を拠点に、6か月間にわたりデニムの職人技の世界に深く没入しながら創作活動に取り組みました。今回のレジデンスでは、藍糸の染色、精緻な組織設計、ヴィンテージシャトル織機での織布など、クロキの高度な職人技に深く関わりながら探求を重ねました。ジーンズという完成品をつくるのではなく、デニム生地そのものを、柔らかくも強靭な「宇宙」として捉え、「光の傷」を生命のように息づく存在として表現しました。
米澤柊氏は今回のレジデンスについて、次のように語っています。
「この6か月間で、初めて目にするものに無数に出会い、また異なる角度から世界を見直す機会に恵まれました。新しい風景を探索し、クロキの工場のリズムに身を浸すことは、とても新鮮で刺激的でした。」
今回のレジデンスでの取り組みは、 LVMH メティエ ダールが新進アーティストの育成と伝統工芸への革新的なアプローチを継続的に支援する姿勢を象徴するとともに、日本のアートシーンの活気に満ちた進化を浮き彫りにしています。



