個性の養成

社員の国籍が190か国以上に上り、世代も4世代にわたるLVMHは、本質的に多様性(ダイバーシティ)を誇り、選択的に包摂性(インクルージョン)を掲げてきました。そして、このコミットメントを常に守ることが、全員の責任になっています。従業員、パートナー、顧客など、すべてのステークホルダーが歓迎され、尊重され、自分たちの意見が代弁されていると感じられることが不可欠です。LVMHは、国際的に認められた原則、自由、および基本的人権、特に「世界人権宣言」と国連の「ビジネスと人権に関する指導原則」を推進しています。この戦略は、すべての従業員とサプライヤーに適用される「ダイバーシティ&インクルージョン」ポリシー、および当グループとその傘下メゾンのイメージ、コミュニケーションキャンペーン、顧客エクスペリエンスを通じて展開されています。LVMHは、多様性こそが私たちの業績を牽引する原動力であると強く信じています。

ジェンダー平等

  • 48パーセント

    当グループの主要役職で女性が占める割合(2023 年:46%)

  • 65パーセント

    管理職に女性が占める割合

  • 17パーセント

    女性がトップとなっているメゾンと部門の割合

障がいをもつ人々

  • 1.9パーセント

    障がい者として登録された従業員の割合(2023 年:1.6%)

  • 200

    ディスアビリティ・インクルージョン・オフィス内の担当者の人数

  • 4,058

    2024年に当グループで雇用された障がい者の人数

インクルーシブな企業文化:当グループの業績を牽引する主要要因

LVMHは採用、キャリアマネジメント、報酬の各ポリシーを通じて多様性を促進しています。LVMHの「ダイバーシティ&インクルージョン」ポリシーは、ジェンダー平等と、LGBTI+コミュニティ、障がい者、多様な出自や年齢層の人々のインクルージョンを推進するための、複数の主要プログラムで構成されています。

こうしたプログラムは、特に世界中で運用されているさまざまな従業員ネットワークを中心に、地域ごと、各メゾン、それぞれの従業員に合わせて調整されながら、推進されています。

  • LVMHにおけるジェンダー平等を推進するため、女性のキャリア開発を支援する目的でEllesVMHが立ち上がり、2024年には新たなデジタル・メンタリング・プログラム「EllesVMH Collective」もスタートしました。
  • 当グループには、障がい者が当グループ内で仕事を見つけ、働き続けられるよう支援することを目的とした、ミッション・ハンディキャップ LVMHがあります。
  • また、LGBTI+コミュニティの人々のインクルージョンを促進するための「All LVMH Pride」従業員ネットワークもあります。2024年には、世界中で14,000人以上の従業員が社内ネットワークに関わっていました。

インクルーシブな企業文化と測定可能な目標

「ダイバーシティ&インクルージョン」ポリシーのあらゆる側面に関して、野心的な目標が設定されています。こうした目標を達成し、インクルーシブな企業文化を浸透させるため、LVMHは、多くの特化したプログラムを実施し、特に偏見の管理を含む研修計画を体系化し、定期的に監査を行い、あらゆる差別的な偏見を排除するために採用慣行を常に最適化させています。当グループは、毎年、「インクルージョンの声週間」を開催し、「職場におけるインクルージョンの活性化」(アメリカ)、「尊重の文化」(アジア太平洋地域)といった新しいデジタル研修コースをスタートさせています。

インクルーシブな企業文化の柱となる「LVMH インクルージョン指数」

2018年、LVMHは、各メゾンで実施されているダイバーシティとインクルージョンのイニシアティブを推進・奨励するため、「LVMH インクルージョン指数」を導入し、こうしたイニシアティブを「ジェンダー平等」、「LGBTI+ のインクルージョン」、「障がい」、「出自」、「世代」、「インクルーシブな企業文化」の6つのカテゴリーに分類しました。

  • 2024年には、2023年比30%増となる260件のイニシアティブが実施されました。
  • ルイ・ヴィトン、ディオール、セフォラ、ショーメ、ロエベ、All LVMH Prideの6組織にプライズが贈呈されました。

詳細情報

3つの柱で構成されるインクルーシブな企業文化

人材
LVMHとその傘下メゾンは、人材サイクルのあらゆる段階でインクルーシブな慣行を適用しています。LVMHはまた、あらゆる差別的な採用プロセスを排除することを保証し、すべての人にキャリア開発の機会を提供することに努めています。異動、報酬、社会保障給付や福利厚生を含むさまざまな領域を網羅する当グループの慣行は、公平でなければなりません。2011年以降、当グループは、差別禁止に関する継続的な研修を実施し、採用慣行の監査も行っています。

 

パートナー
LVMHとその傘下メゾンはまた、すべてのパートナーに対し、バリューチェーン全体にわたって倫理的で公正な慣行を採用することを義務づけています。「LVMH サプライヤーおよびビジネスパートナー行動規範」は、当グループのパートナーすべてに対して責任あるアプローチを取ることを推進しています。当グループのパートナーは、当グループの原則を遵守するとともに、サプライヤーのコンプライアンスを確保する手段を講じるコミットメントが求められます。

 

イメージ
LVMHとその傘下メゾンは、社内外を問わず、さまざまなコミュニケーションを通じて、多様性とインクルージョンを推進しています。広告キャンペーンからストア エクスペリエンスに至るまで、従業員も顧客もそれぞれ一人ひとりが尊重され、自分の意見が代弁されていると感じられなければなりません。

全員で推進するインクルーシブな企業文化

LVMHの支援を受け、従業員ネットワークは、世界中のグループ従業員によって、グループ従業員のために設立され、運営されています。こうしたネットワークは、人々が自身の経験を人と共有し、それぞれの違いを認め合うための議論の場を設けることで、組織全体にわたる多様性とインクルージョンを促進することを目指しています。また、職場においてインクルーシブな文化を促進する上で不可欠な役割も果たしています。EllesVMHAll LVMH Prideといった従業員ネットワークは成長を続け、当グループレベルとしてだけでなく、各メゾンのローカルの子会社においても、メンバーを着実に増やしています。

誰もが取り組むべき課題

従業員から多くの感動的でインスパイアリングなストーリーを収集したLVMHは、「本質的に多様性(ダイバーシティ)を誇り、選択的に包摂性(インクルージョン)」である企業文化のビジョンを発表しました。この誰もが取り組むべき課題シリーズは、当グループの従業員が持つ個々の特性に関わらず、その職業的および個人的な能力開発のために当グループが提供する支援にスポットライトを当てています。